プラセンタ研究交流会:会長挨拶

   現在日本では、ペットを家族の一員とみなし様々な分野でペットと共に生活をする人が増えています。それに伴い、ペットの健康にこだわる人達も多くなっています。そしてその中でもアロマテラピー・バッチフラワー・メディカルハーブ・ホメオパシーなどのより自然な方法で健康にしたいという意識が高まりつつあります。そういった傾向の背景には、化学的な対症療法の弊害への疑問があるのではないでしょうか。

   かつてアメリカ製のプレミアムフードが日本に上陸し、それと同時にジステンパー以外のパルボ・コロナウイルスなどの感染症・外耳炎などの皮膚疾患・関節形成不全・椎間板ヘルニア・膀胱炎・ストルバイト・膀胱結石・子宮蓄膿・前立腺肥大・癌などの病気が多くなり始めました。そして、それに伴い抗生剤・ステロイド・免疫抑制剤・インターフェロン・ヒスタミン剤・気管支拡張剤など様々な対症療法薬が使われるようになりました。

   そしてある時気がつくと、日本のほとんどの犬は上記の疾病に対しての対症療法薬頼りの状態になっていました。それは病気の慢性化や薬の常習化を生んで、その状態から改善するのは難しいように考えられました。それ以来、病気に対する意識が変わり、対症療法ではなく根本療法に移行していくことになりました。根本療法を行う上でどう予防できるのかと追及していった結果、まず細胞環境の浄化に着目する必要がありました。細胞環境の浄化を図ることでかなりの問題が改善の糸に結び付きました。しかし、それでもまだまだ問題が山積していて病状によっては十分対応できない事があるので、細胞環境の浄化をするものから核に作用するものへの必要性が高まっていました。

   その時プラセンタに出会い、これまでの対症療法の作用に並ぶ結果が得られてなおかつ根本的な改善が出来る統合医療を確立する事が出来ました。プラセンタとの出会いは、今後の医療をペットの体に負担をかけない飼い主の望むものにする大いなる一歩となるでしょう。そして、これから対症療法薬から離れてプラセンタにより根本治療法を確立することが全ての飼い主の願いではないかと考えています。

   平成22年4月吉日
プラセンタ研究交流会
会長 源平 將充

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