プラセンタとは

   プラセンタ(placenta)とは英語で「胎盤」という意味です。ご存知の通り、胎盤は胎児の発育成長に不可欠なものです。

ヒトにおける保険適用胎盤製剤の効能効果は「更年期障害、乳汁分泌不全」や「慢性肝疾患の肝機能の改善」等ですが、内科系では肝機能改善のほか糖尿病や胃潰瘍の改善、皮膚科系ではアトピー性皮膚炎や美肌、整形外科系では慢性関節リウマチや関節炎に、その他あらゆる診療科で多くの効果が確かめられています。

   わずか直径0.1ミリの受精卵を 10ヶ月の間に平均3Kg(6兆個の細胞)の赤ちゃんに育てるという驚異的な働きをもっています。胎盤には生命の維持に必要なあらゆる物質が含まれているとされており、その胎盤抽出物であるプラセンタエキスには各種アミノ酸やビタミン・ミネラル等が含まれており、完全栄養素と呼ばれています。

多くの犬や猫は無添加やハーブ入り等を謳っているペットフードを食べていますが思ったほど効果を得ていないようです。

人と同様にペットも現代のストレス社会の中で生活するとともに、肝臓・腎臓も侵されている事が多いようです。長寿・高齢化も進みそれに伴い皮膚の病気や脳梗塞・椎間板ヘルニア等様々な疾患が増えております。

   プラセンタには身体本来の自然治癒力を高め、新陳代謝を活発にする作用があります。胎盤は母体から栄養を取り出し成長因子を作り出します。赤ちゃんが子宮の中で爆発的な細胞分裂を起こす上で、胎盤が重要な役割を担っています。

   その役割の1つが、母体から栄養や酸素などを取り出して赤ちゃんに送ることです。そして、赤ちゃんの細胞分裂を高速かつ正確に行うための秘密兵器である「成長因子」成分を生成して赤ちゃんに送ることです。成長因子は、細胞分裂因子とかグロースファクターとかとも呼ばれます。

   因みに戦争中、親の栄養状況が極端に悪くても、赤ちゃんが子宮内で驚異的な成長を見せることがあったと言われていますが、これは、胎盤の役割が大きく寄与しているものと考えられます。

   既にプラセンタ(ヒト由来)は医薬品として、厚生労働省の認可が下りている製薬会社があります。また、多くの病院で注射薬として治療を受けることが出来ます。その効果等に関する文献も数多く出ております。


プラセンタに含まれる主な栄養素

プラセンタに含まれる主な栄養素
   
●アミノ酸類
必須アミノ酸などの21種のアミノ酸
●タンパク質
アルブミン、グロブリンなど
●酵素類
アルカリフォスファターゼ、酸性フォスターゼ、
ヒアルロニダーゼなど55種類
●脂質・脂肪酸
コレステロール、ラウリン酸、パルミチン酸
●糖質
グルクトース、ガラクトース、ショ糖
●核酸構成物質
ウラシル、アデニン、グアニン
●ミネラル
カルシウム。ナトリュウム、カリュウム、リン、
亜鉛、鉄
●ビタミン
B1、B2、B6、B12、D、D、E、ナイアシン
●ムコ多糖類
ヒルロン酸、コンデロイチン硫酸
●活性ペプチド
神経伝達物質、神経栄養因子、ホルモン、成長因子、
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